2017年12月31日日曜日

みんな違ってみんなイイ☆

おはようございます。
京都でフェルデンクライス・メソッドをしているアカリです。

今年ももう今日で終わりですね。
今年のうちにやり残したことはないかと、いつもより行動的になるのは不思議なものです。

"日が移り変わる"のは、普段と同じことなのに。

こんな風に日々過ごしていたら、もっと濃密な人生になるのかな^^と ふと考えてみたり・・・。


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さて、今わたしは 東京に います。

今回はアメリカ・ニューヨーク出身、心理学とダンスに精通したポール先生がいらしてます。
論理的で時より詩的なポール先生。とても楽しく理論も含めて学ばせてもらっています。
身体もさらに緩み、以前どんな身体だったかな?と思うほどです。

そして、ポール先生はFIがとても好きなことで有名です
日本に来ると自分の空き時間をFIに注いでくれます。

FIについて こう語っていました。

『FIは料理みたいなもの。
レシピ通りじゃなくても 冷蔵庫 をみて、あっこれがある、ならアレ作ろう!作っていて、あっ少し味変えていこ とか、その都度アイデア湧きますよね?
あなたの持っている知識をすべて使う必要はないのです。
あなたの持つままで、そしてその中で学び、進んでいけばいいのです。
そうすれば自然とアイデアが湧き出てきます。』

FIはもちろん、生活の中でも、先に頭で「ああしよう こうしよう 」と用意するよりも、”その場その場”で対応していった方が スムーズに事が進んだり・・・。
とても染み入るお話でした。

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路地のアカリの生徒さんに、
「フェルデンはじめてから すごく上手くいく事が 増えたんですけど、
そういうことってありますか?」
と聞かれたことがあります。

答えは・・・


” Yes 

身体が自由になると 発想や想像性が子供の頃のように高まります。
いい意味で固定観念が外れていくので、より柔軟に環境の中で対応できる様になります。
ノンストレスで生き生きと”より豊かな人生へ”とつながっていきます。

わたしも日々の中で実感していますよ^^

そして、今年は路地のアカリから大切な生徒さま11人に 絵ハガキを送らせてもらいました。プリントすることもできたけど、なんだか今年は一つ一つ描きたい気分で。
お一人お一人との出会いやその人の持つ雰囲気を思いながら描きました。

まるで、F Iしてる時のように、筆を進めるごとにアイデアが湧き出ます。

 一人ひとり違う その人のパーソナリティ を大切にしたい 



 始めた時から変わらないその想いに、
来年はどんな方に巡り会えるのか・・・今から楽しみです^^

今年1年路地のアカリに足を運んでくださったみなさま。
本当にありがとうございました。
日々創発され、共に成長させていただいてます。

人それぞれ様々なタイミングがあると思います。
不思議な時の流れの中で、ココに出会えたことに本当に感謝です。


ではでは・・・、


みなさまそれぞれ 素晴らしい年となりますように!!

thank you so much & Happy new year!!!!!

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2017年12月14日木曜日

発達障がいの子どもとフェルデンクライス

メソッドの創始者であるモーシェ・フェルデンクライス博士は、
脳性麻痺など発達に障がいを持つたくさんの子どもを支援してきました。

今回は、まだ深く触れていなかったお子様とのエピソードをご紹介します。


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エピソード1
『脳の一部を欠いた少女』

少女の名前はエリザベス。
運動、思考、バランス維持、小脳の3分の1を欠いて生まれた。
専門用語では「小脳低形成」と呼ばれ、現在のところ治療法は存在しない。

理学療法や作業療法を受けたが、彼女にとっては苦痛だった。
生後4ヶ月で医師からは、「彼女の脳は全く発達してなく、今後も発達しないだろう」「今後、座ることもできず、失禁を抑えることもできず、施設に入る必要がある」と言い渡された。
彼女を診断した医師たちは、従来の治療の経験からはそれ以上のことを言えなかったのだ。

しかし、そのような診断を下されても、彼女の両親はあきらめなかった。
「不可能を可能にする医師がいる」との情報を手に入れ早速モーシェの元へ診察に訪れた。

その時エリザベスは生後13ヶ月だった。
四つ這い・腹ばいでのハイハイはできず、自発的な動作は一方向のみ寝返りを打つこと以外何もできなかった。

フェルデンクライス以外のセラピストの多くは、無理に座らせようとしたり、彼女の発達段階に合わないことをさせ、失敗していた。
自分がどのように"学習"をしてきたのか。それに沿って自発的に学んでいかなくては、本当に彼女自身の学びにはならない。
モーシェは彼女の左半身に痙攣があり、特に足首に筋肉の塊があることに気がついた。
まずはそれを和らげることから始めていった。

そして彼は、両親にこういった。
「彼女は問題を抱えていますが、なんとかなります」
「まずはこの足首の緊張を和らげていけば、彼女の振る舞いも全く変わるはずです」



(これはモーシェの施術ビデオに残されている一回めのセッションの様子です↑
エリザベスは終始泣きわめき、ハイハイすらできませんでした。)

しかし、2・3日後、
モーシェの言った通り、彼女は自分でハイハイをしだしたのです。

モーシェは子どもがどの発達段階にあるかではなく、学習できるかどうかを脳で判断した。
子どもの状況により様々であるが、彼は自信を持って、
「彼女は賢い子です。結婚式ではダンスをしていることでしょう」
とまで言ったのである。

それから、2〜4週間モーシェの元を訪れるために、エリザベスの両親はどんなことでもした。





一ヶ月の間のセッションで彼女は別人のように進化した。
泣きわめかなくなり、自分の体をよりよく取り扱えるようになった。
ハイハイはもちろん、両親に掴まりながら、歩けるまでに成長していった。

(画像は当時の様子です。↑見ての通り骨盤から頭まで、背骨を弓なりにして、
自分を支えられるまでに成長しています。)

その後エリザベスは、30代になり、一流大学の2つの学位を持つ。
小柄な女性で、美しい声で喋り、とてもスムーズに歩く。

彼女がかつて、一生歩くこともできず、施設に入れられるか、せいぜい知能発達の大きな遅れで済めばまだマシだと宣告された人物とは思えないだろう。

脳性麻痺の後遺症はいくつか見られ、数や科学は苦手であるが、それ以外は学ぶことを楽しみ、古典の作品など様々な本を読み知的な生活を送っている。

彼女は小さな会社の経営者であり、幸福な結婚生活も送っている。

そしてもちろん、結婚式では”ダンス”をした。


<著書:脳はいかに治癒をもたらすか/ノーマン・ドイジ>より

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このエピソードを読んだ時に、深い感動を覚えました。
実際に数回目までエリザベスとモーシェのセッションを映像で観ることもでき、
どんどん変化していく彼女の様子には本当に驚きました。

何より、モーシェの温かな眼差しや子どもへの接し方、「この子は全部わかっている」と子ども扱いせず、その子に全て話しかけてる様子には尊敬の念がさらに増しました。

モーシェだからできることですが、少しでもそのスパイスを取り入れて、
お子様のサポートをしていけたらと思っています。

2017年12月7日木曜日

晴天の空から


 先週末に、お友達と一緒に京都きもの観光をしてきました。

お着物は京都に来てから、西陣織会館さんで無料でお太鼓まで教えていただきました。

名古屋の祖母は着付けのできる人で、何かあるといつも丁寧に着付けをしてくれていました。そんな祖母が母のために色々と着物を作ったり、用意してくれていたのですが、
あまり着ていないものもあり、京都に来てからは着物でふらっと出かけられてたら・・・
なんて夢にみていました。

晴天の空に向かったのは、光悦寺さん。




静かに山々に向かう、贅沢な時間です。


日曜日でしたが、人も少なく、オススメのスポットです。





本日は、泥染の大島(紅葉模様)に、朱の帯を合わせました。

昔はなんとも思わなかったものが、とても貴重なことに気が付いたり、
色合いや柄も絶対着ないと思っていたものが、突然着たくなったり、
好みや価値観は本当にどんどん変化していくものですね。


お友達と散策の風景。
京都で知り合い、着物が着たいという気持ちが合致し、
先月からぷらっと着物旅が開催され始めました。
仲間がいるのは本当に嬉しいことです。


ちなみにこちらが、第一回目。
水玉の絞りに、赤の人形帯を。

お着物は、準備や着るのにも時間がかかるし、
歩いたり食べたりも普段通りにはまだいきませんが、
その分、一つ一つを丁寧に行え、普段いかに楽をしているかに改めて気づかせてくれます。
また、着物を着ているとなんだか周りの人も喜んでくれている様に感じます。
私もすてきな着物姿の人を見ると美しいな〜と素敵な気持ちになれます。

そんな芸術品を纏う、日本の文化ってやはりすごいですよね。

毎日、とはいきませんが、定期的に続けていきたい今の楽しみの一つです。


私も次の世代に残せる様に、大事に着ていこ〜。


see you〜〜



2017年12月2日土曜日

yu-ki先生の紹介

ATMを不定期で担当してくれているyu-ki先生の紹介です。



2017年1月11日 フェルデンクライス・メソッド国際ライセンス取得

愛知県知多郡生まれ
趣味:サーフィン、サッカー、読書、車、料理

より詳しく知ってもらえるようにインタビューを行いました♪

<<フェルデンクライス・メソッドを始めたきっかけを教えてください>>

 最初の動機は実は不順なんです。
”手に職が欲しい”と思って始めました。
周りがはじめていて、「身体が変化して面白いよ。おすすめだよ。」と言われてたんですが、内心、半信半疑でした。
それが、6年前になりますが、フェルデンクライス・メソッドプラクティショナーのコースにビジターで体験に行った時に、
アナット・クリヴィンヌ先生(イスラエルの指導者)のFIを受け、衝撃を受けたんです。
自分の身体なのに、自分で操縦できないほどの大きな変化を感じ、歩き方に戸惑うほどでした。
そこで単純に「これはすごい!!これをやってみたい!!こんな風に人に変化を与えたい!!」と思って本格的に通い、資格を取得しました。


<<どんな変化がありましたか?>>

フェルデンクライス・メソッドの資格を取る4年の間に、
自分の思っていることは絶対ではなく、変化し続けていくものなんだということを実感しました。
自分が今まで正しいと思っていたことが、そうではないんだと気付いた時に、
少し困難が生じることもありました。
友人との関係や、自分が今まで信じていたこと、仕事や生活感など。

それでも、これからも常に変化し続けられるという広い視野を持てるようになったのは、
とても大きな変化で、始めて良かったと思っています。

その他、単純に疲れにくくなったり、腰痛がなくなったり、姿勢が良くなりました。
サラリーマンから違う仕事に変わり、スーツを着ずに働けるようになったり、
昔こうなりたいと思っていたことは今は叶っている状態です。

※始めた頃と途中の違い↓記録していました。
現在ともだいぶ違いますね・・・。
常に進行形の様です。
(もう始めている方、これからの方も写真に記録しておくのも変化がわかりやすいかもしれません。)


そういえば昔ブログでも紹介していました→「一番身近な生徒さん
懐かしいです。


<<これから始めたいと思ってる方へメッセージをお願いします>>

自分が変わりたい、現状を変えたい、より良くしたいとか、
そういう何かをより良くしたいと思う方へ、フェルデンクライスは効果的だと思います。
人生に「ゴールはなく、変わり続けていく」ものです。
自分らしさを取り戻したい方へもおすすめです。
みんなが自分らしく生きれたら、より平和な世の中にもなると思っています。
自分のFIは、繊細に動きを追って一緒により良い方向性を探っていきます。
身体に不調がある人はぜひ一度試してみてください。


<<自分の中でまだ変えていきたいところはありますか?>>

独占欲が強いので、それを手放していきたいです。
カルマみたいなものでね・・・
「でも、変えていけると思っています!!」

1時間に及ぶインタビューにも終始熱く答えてくれました。
まだまだ話し足りない様だったので、気になることがある人は直接質問してみてくださいね^^;