2020年9月14日月曜日

発達障害を持つこども達にできること

こんにちは。
京都と愛知でフェルデンクライスを通してこども達の運動発達をサポートしているakariです。
急に涼しくなり秋を感じますね。

正に『学びの秋!! 』

土日は学び多き二日間となりました。

まず、9/12(土)は、私たちの師である湊真里先生がレッスンをしている、愛媛県の岡澤クリニックのこども達への”遠隔レッスン”をzoomにて見学させてもらいました。

レッスンの対象者はADHDや自閉症などのこども達。

1年半ほどかけて真里先生が現場に月1で訪れたり、遠隔でのレッスンで、
今まで落ち着きのなかったこども達が落ち着いたり、
ゆっくり行動できるようになったりと学校の先生も驚く変化を遂げているそう。

実際のレッスンの中でもそんな変化が見てとれました。

小学生から中学生くらいの数人のグループでレッスンをします。
言葉がけをしながら、現場では施設の先生がサポートをしてくれました。

例えば、最初は「仰向けでどこが床に付いてる?」との声がけに、
『頭かな〜?』とぼんやり答えていたこどもが、
レッスン後には、『足全体を感じる』など体の認識範囲が変化したり増えていました。

また、”仰向けで両足をあげ、つま先を持つ”という動きが最初はできなかった子が、
膝だけ持つ、膝からふくらはぎ足首を触ってみる、立って足に触れてみる...などプロセスを経ることによって、最後は寝てもつま先が簡単に触れるようになっていました!!

レッスン中には、「周りのお友達と合わせて動いてみようね」など、
体感覚から集団を意識するということもしていました。
最初はバラバラのこども達も段々と揃ってくる...。

こういった経験から、日常の中でも周りを意識して行動できたりと、変化が出てくるのだなと改めて体からのアプローチの可能性を感じました。



そして、翌日。9/13(日)。
この日は川崎から湊真里先生にお越しいただき、
京都の現場で「こどもの運動発達WS〜背骨の伸展から発達障がいを改善するアプローチ〜」を開催しました。

午前中は大人の方に向けたWSで、午後からはこども達のレッスン体験会を開きました。

午前の部は私は息子のお世話であまり参加できなかったのですが、
専門職の方から初めて参加した方まで意見が飛び交い、
それぞれが自身の身体についてやこども達への見方が変わった様でした。

そして、午後の体験会。

真里先生に普段私たちが見ているこども達をみてもらったり、
また初めて体験するお子さんとも出会うことができました。

いつもみているこども達を久しぶりに見てもらうので、その変化も聞けて嬉しく感じました。


レッスンの前後では、様々な年齢のこども達が障害あるないに関わらず集まる空間となり、
その時間がまたとても大切だなと思いました。


実は息子がお腹にいる時から、生まれた時から障害のある子とも一緒に暮らす時間を作りたいと思っていて、そんな空間が今自然と出来上がっている。
「○○ちゃ〜ん」と呼び合いキャッキャとみんなで走り回る。

この経験が将来にもきっと役に立つ。お互いができることで大人になっていってもそれぞれ関係し合って助け合っていってくれたらいいな〜という願いも持ちつつ...。



とっても学び多き二日間となったのでした。

新しくレッスンに興味を持ってくれる方とも出会えて実り多き一日。


こうやって少しづつ広がっていくのだな〜と地道な種まきの時間、そしてそれが花咲いていく過程を感じたのでした。

何事も続けることが大切ですね〜!!





  発達障がいお子さま向けレッスン


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