こんばんは!
京都西陣でフェルデンクライスをしているアカリです。
川崎から京都に帰ってきました^ - ^
今日はその道中に読んだ本のお話しを☆
普段は本当に気に入った本しか買わず、
図書館で借りる派なんですが、
今回は駅でみかけ衝動買いしてしまいました。
「時代を生きた女たち」植松三十里
名前の通り、時代を生きた女性の人物伝がノンフィクションで書かれています。
作者の植松さんは、歴史的に評価は低く無名な女性が好み。
そんなところも気に入りました。
6種類に分類された35名の女性の歴史。今自分にピンとくる方のを読む。
また読み返したときに、どこに反応するかで、
自分の趣向もわかるし、新鮮な気持ちになれる、2度以上楽しめそうな本です。
個人的に驚いたのは、「おばちゃまはね」の語りが有名な小森のおばちゃまこと、
小森和子さん。
実は若い頃モテモテでたくさんの恋をしていたそう。
もちろん自立心も高く、仕事への意欲も旺盛。
ただ映画評論家として花咲いたのは、晩年のこと。
数々の恋、そして夫婦となった男性との苦しい経験の後だった。
「自分で本気で人生転換を試みれば、人生だって変えられる」
-小森和子-
説得力あります。
そしてもう一人は沢村貞子さん。
刑務所にいれられたり夫に裏切られたり、
数々の波乱の末に巡り合った男性のためにあえて脇役の人生を選んだ。
世間から悪く言われようとも、女の幸せを大事にした。
80歳でやっと2人で穏やかに暮らしはじめたときに、夫は亡くなってしまう。
夫の遺稿にこう書いてあったそう。
「私に、こんな楽しい老後があるとは思っていなかった。あなたにめぐり逢えたということ、2人が寄り添って生きてきたこと…ある果報ものの軌跡と言えるかもしれない。
ありがとう」
その2年後、貞子さんも生涯を閉じる、
しかし、ふたりの遺骨は伊豆の海でいっしょになる。
人生の中で何を大切にするべきか
考えさせられる一冊でした。
いつからでも歩き出せる、ただスタートすると決めたのであれば、
例えどんな道であろうと続ける覚悟も必要だ。
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