2019年2月7日木曜日

フェルデンクライス的子育て☆&こどものレッスンイメージ☆

こんにちは。
京都でフェルデンクライスをしているアカリです。
ブログの更新が久しぶりとなってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は毎日我が子と共に人間の運動発達を基礎から勉強中でございます^^

実際にこどもとの日々の中から、人が「どう学ぶのか」、「どんなサポートがより効果的なのか」学ばせてもらっています。

今回はそんな日々の中から、フェルデンクライス的視点で子育てで大切にしていることや、こどもの運動発達サポートの例をご紹介させていただきます。

さて、生まれたばかりの赤ちゃんですが、様々な動きをし始めます。
おっぱいを吸うために口を動かしたり、見たいものを目で追って行ったり、そのうちに手足をバタバタといろんな方向に動かし始めます。
この手足を様々な方向に動かす動き、一見無意味な様に見えますが、重力と身体との関係を学び、その後の運動発達にも関わる大切な動作の一つです。ランダムな動きは全て神経系を伝わり、脳へと伝わっていきます。様々な情報が集まり、自分の中でうまく整った時に、動きとなって表現されていくのです。

そこで大切にしているのが、赤ちゃん自身が自由に遊べる時間を作ってあげることです。

最近は赤ちゃんにとって便利なグッズがたくさんありますが、柔らかいマットや、身体を固定する様な場所に寝かせているとそれだけで動きを制限してしまう可能性があるので、
1日に数回、数分でいいので意識的に少し固めの床の上で自由に遊ばせてあげることを日課にしています。

そうすることで、赤ちゃん自身が自らいろんな発見や経験を獲得していきます。

フェルデンクライスのレッスンでは、下の動画に写っている銀マットを使用しますが、これが赤ちゃんにもぴったりです。
銀マットはホームセンターに売ってるもので¥1,000もしないものです。
(決して銀マットの宣伝ではないですよ^^)

キラキラしていてなんだか自分だけのオンステージ☆の様な特別感もあります。


これは、息子が2ヶ月になる前の動画ですが、うつ伏せで前に進むことができています。
通常の月齢だと前進はまだ難しいですが、この銀マットよく滑るので進めちゃいます。
前に進む感覚が面白いのか息子も楽しそうにしています。
指先をよく使えるので、足の感覚の発達にも良さそうですね。
厚みもあるので、温かいし怪我などもしにくいです。簡単に手に入るのでよかったら真似してみてくださいね^^

兄弟がいたり、お部屋のスペースの関係上なかなかこの時間や場所を作るのも大変かもしれませんが、レッスンと並行してこの時間を作ってもらうだけで、成長をより促していくことができます。少しでいいので実践できる様工夫してみてくださいね。


そして、息子は現在3ヶ月になり、寝返りを練習しているところです。
通常発達だと、5・6ヶ月頃から始めますが、早い子はそろそろできる子もいる様です。

もちろん、その子の発達を無理に飛ばしてしまうのは良くないので、その子に必要なことだけサポートしていきます。


この動画は、2019年1月31日のものです。
頭の方から寝返りをサポートしています。これは「手で感じる」というフェルデンクライスでとても大切な方法を使っています。決して無理にはせずに、その子の行きたい方向に合わせて、全身を感じ取りながら動かしています。

その他にも足の方から動きを教えたりと様々なパターンでレッスンをします。
レッスンと呼んでいますが、一緒に遊んでいる感覚です。
一つのパターンだけではなく、様々なやり方を知ることで、選択の幅が増え、その後の成長が豊かになっていきます。

そして2日後(2019年2月2日)には、感覚を掴んだ様で、初めて1人で寝返りに近い姿勢まで動ける様になりました。


更に数日後には、自分の力で下の画像の様に行ったり来たりを滑らかにできる様になりました。



不可能を可能に、
可能を容易に
容易を優雅に

フェルデンクライスを表現するときに使われる用語ですが、できなかったことができる様に、そしてそれが簡単になり、さらに美しくできる様に、人間の持つ学習能力を使えば誰でも今より成長していくことができるのです。

例え障がいがあったとしても脳の学習をするという機能は誰でも持ち得ています。
動けないこの場合でもあっても、その部分を私たちプラクティショナーが補っていきます。
こういったレッスンでの少しづつの積み重ね、パターンが増えていくことで新しい動きが生まれていきます。

フェルデンクライスの発達に障がいを持つお子さんのレッスンでも同様のことをしています。
内容はその子をみて触れ合って必要なことをするので、誰1人同じことをすることはありません。
レッスンに来てくれているこどもたちもそれぞれ変化し成長してきていますよ。



生まれつき障がいを持つお子様から、障がいはなくても発達が気になるなど少しでも気になることがある方はお気軽にご相談くださいね。

一緒にできることを探して、サポートしていきます☆



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