2016年3月25日金曜日

第三のチンパンジー

こんばんわ。
京都でフェルデンクライスをしているアカリです。
花粉にも負けず、なんとか日々を過ごしている今日この頃。
みなさんもおげんきですか?^^

さて、本日はフェルデンクライスの先生もオススメするこちらの本のお話し。

「第三のチンパンジー」
ジャレド・ダイアモンド

唐突ですが、
わたしたちは、”いつ”人間になったのでしょうか?

自分たちを動物という”種”として学ぶという、究極の自己探求ができる本です。
まさに”人間”だからできること。

私たちが「ありふれた大型哺乳類」であることをやめ、
人間へと「大躍進」を遂げたのは、”約6万年前”だそう。

動物との大きな違いは、その歩き方”二足歩行”。
そして、空いた”手”でモノ作りを初めたこと。
石器の出土がそれを証明してくれている。

ネアンデルタール人や、アウストラロピテクスなど、昔教科書で習った名前も登場し、
懐かしくなりました。
あの頃は名前を覚えるので精一杯だったなぁ。。。

その他、人間特有の『性行動』について、なぜ『浮気』をするのか、
パートナーを選ぶ『サーチイメージ』は実は6歳までに完成しているなど、
普段の何気ないことの謎が生物学的に解き明かされていて、おもしろかったです。

動物ですら、「一夫一妻」を忠実に守る種もいるのに、
人間はどうなっちゃってるんでしょうね〜?
(TVのない家ですが、乙武さんのニュースは知っていますよ〜・・・)

個人的に一番びっくりしたのは、
生涯のうちに888人もの子供を残した男性がいるということ!!

単純に「進化」という観念では、勝者になるが、
この結果が行動を擁護したり認めているわけではないことにも注意したい。

現代は様々な価値観にあふれている。
成功と幸福の度合いは子供の数では計れない。

パートナーとの約束に忠実、道徳や宗教を重んじる、家族を大切にする、
反対に子供をもたない選択や同性のパートナーを選ぶこともできる。

どんな目的で生きるかはやはり自分次第なんですね。

近々、私たちの遠い親戚「チンパンジー」さんを観察でもしながら、
もう一度ゆっくり「人間とは何か?」考えてみたいと思います。

逆に観察されてたりして・・・
「論理的に何かを言うなんて、知性の最低レベルだね〜
高い思考はね、もっと創造的なのよ。
言葉では言い表せない次元なんだよ・・・⭐︎」








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